旧葛西川村で名主を務めたこともある小山家の住宅で大正6(1917)年に建築された。
建物正面の細い木割りの格子戸や黒漆喰壁、同じく正面に設けられた主人・客人用の土間口の二つの玄関、奥座敷上手のガラス張りの入縁側などに墨田区周辺地域の民家の特徴が表れている。
また、整形四間取り(田の字の形の間取り)を受け継ぐ農家としては土間部分が狭いことや、出格子窓や竪格子戸などに江戸の町屋独特の意匠が見られることから、農家と町家の両方の特徴を併せ持つ。
震災、戦災、水害を奇跡的に免れ、建設当時の板ガラスが残るなど保存状態も良く、文化的、歴史的に価値のある建物として、住宅部分は平成11(1999)年に区指定文化財となり、敷地は区立の公園となった。(すみだ街歩きガイドより) 入館料は無料です。
初詣の時期には園内の七福神にちなんだイベントも行われる。また、3月の桃の節句、5月の端午の節句の前後には、小山家で所蔵されていた雛人形や五月人形が展示される。
利用時間 : 9:00から21:00まで
定 休 日 : 12月29日~1月3日
利 用 料 : 9:30~12:00 700円
13:00~16:30 1000円
17:30~21:00 1000円
連絡先 : すみだ郷土文化資料館 03-5619-7034